”フレンチコネクション2”などを撮ったジョン・フランケンハイマー監督
御年70歳のときの作品、遺作の一つ前の作品。
Reindeer Games :トナカイ・ゲーム
クリスマスの晩におきる犯罪 を描いたためこのタイトルになったようで、それ以上の意味は無いようです。
ベン・アフレック、シャーリーズ・セロンなど、
スターが出演している割には、パっとしない印象の映画です。
それはおそらく、舞台がラスベガスではなく片田舎のカジノだからでしょう。
もしラスベガスで撮っていたら、”オーシャンズ11”のパロディ。
この監督の撮りたかった映画は、
”オーシャンズ”のような、ラスベガの似合うおしゃれなトリックではなく、
もっとどろどろした人間くさい物語だったに違いない。
主役のベンはいつもどおり、のんきなアメリカ青年を好演しているが、シャーリーズ・セロンとゲイリーシニーズという一流の”役者”が、どたばたな、でもエキセントリックな凶暴性をもつ三流のギャングを見事に演じるところがこの映画の見所です。
エンディングに大どんでん返しも用意されているが、
少ししょぼい男が現れたのでがっかり、
大どんでん返しが無くてもインパクトのある映画ゆえに残念。
後味 ★★
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