このブログでスピルバーグ作を扱うのは初めてですね。
ロバート・ゼメキスが脚本を担当。
”ブルースブラザース” こと ダン・エイクロイド、ジョン・ベルーシや
”ロボコップ”のナンシー・アレン
そして
日本の三船敏郎
など出演しているが主演が誰だかわからない作品。
興行成績的に大失敗したといわれる本作。
物語は、
時は第二次世界大戦が始まろうとしている1941年。
日本が真珠湾を奇襲した。
アメリカでは、ハワイの次は西海岸も攻め込んでくるのではとパニックに。
西海岸で奇襲に備えるアメリカ軍 と 単身西海岸までやってきた日本軍の潜水艦
とが繰り広げるどたばたコメディ。
興行成績が気になるぐらい、予算をつぎ込んで作成されたことが
伝わる映像ではあるが、
失敗した原因は、元も子もないが 題材でしょう。
日本海軍は相当間抜けな人たちに描かれているが、日本人はこういう描写には慣れている。
問題は、日本軍におびえるアメリカ人。
アメリカ人が見て決して楽しい話ではない。
それにつきる。
毒が強すぎたということか、
これに反省したからか、これ以降、スピルバーグは、
本作で試した”コメディ”の要素を少しづつ流用しながらも、コメディをメインとしない
宇宙人やタイムスリップ、お宝探し ものなど子供向けのSFへ
傾倒していき大成功を収めることになる。
スピルバーグの考える”笑い”を、それだけ切り出して2時間ぶっとーしで、
見続けるにはつらいですね。
「しゃがまないとジャンプできない」
しゃがんだ時の作品。
スピルバーグを研究したい方には欠かせない作品でしょう。
後味 ★
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