2013年2月17日日曜日

1941  後味 ★

スティーヴン・スピルバーグ監督 1979年の作品

このブログでスピルバーグ作を扱うのは初めてですね。



ロバート・ゼメキスが脚本を担当。


1941

”ブルースブラザース” こと ダン・エイクロイド、ジョン・ベルーシや
”ロボコップ”のナンシー・アレン
そして
日本の三船敏郎
など出演しているが主演が誰だかわからない作品。


興行成績的に大失敗したといわれる本作。

物語は、
時は第二次世界大戦が始まろうとしている1941年。

日本が真珠湾を奇襲した。
アメリカでは、ハワイの次は西海岸も攻め込んでくるのではとパニックに。
西海岸で奇襲に備えるアメリカ軍 と 単身西海岸までやってきた日本軍の潜水艦
とが繰り広げるどたばたコメディ。

興行成績が気になるぐらい、予算をつぎ込んで作成されたことが
伝わる映像ではあるが、

失敗した原因は、元も子もないが 題材でしょう。

日本海軍は相当間抜けな人たちに描かれているが、日本人はこういう描写には慣れている。

問題は、日本軍におびえるアメリカ人。

アメリカ人が見て決して楽しい話ではない。

それにつきる。

毒が強すぎたということか、

これに反省したからか、これ以降、スピルバーグは、

本作で試した”コメディ”の要素を少しづつ流用しながらも、コメディをメインとしない

宇宙人やタイムスリップ、お宝探し ものなど子供向けのSFへ

傾倒していき大成功を収めることになる。

スピルバーグの考える”笑い”を、それだけ切り出して2時間ぶっとーしで、
見続けるにはつらいですね。


「しゃがまないとジャンプできない」

しゃがんだ時の作品。

スピルバーグを研究したい方には欠かせない作品でしょう。


後味 ★

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