2013年11月19日火曜日

自虐の詩  後味  ★★

”TRICK”、”20世紀少年”、”SPEC" の 堤幸彦監督作。

この監督さんの作品、TVドラマも含め、結構見てますが、

この映画、これまでの作品とは相当異なるテーストの映画でした。

監督さん得意のギャグの部分もあるものの、全体的に暗いです。



元やくざ(阿部寛)と元風俗嬢(中谷美紀)の夫婦。

無口な夫は、気に入らないことがあると、すぐに、ちゃぶをひっくり返す。
公開当時、このシーンを売りに、TVCMも打たれていたが、
この”ちゃぶ台ひっくり返し”が唯一のギャグで、それ以外は結構深刻な物語。

二人が結ばれた経緯、
なぜこんな男と結婚したのか?
なぜ夫は、ヒモになったのか?
なぜ夫は、”ひっくり返すのか”
がわかるにつれ、この”ちゃぶ台ひっくり返し”の
とんでも夫も多少善人に思えてくるものの、
結婚当初の気持ちはどこへ行ってしまったの?
と、憤慨、

でも、こういう夫婦の形もあるのかと?

いやいや、やっぱりだめでしょうと、

こんな感じで考えさせるのがこの映画。

でも、だめな他人には、見ていられないかも。

後味  ★

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