2013年12月12日木曜日

イカとクジラ   後味  ★


"ジム・キャリーはMr.ダマー","ブラッド・ワーク", "スピード" の ジェフ・ダニエルズが、
一部にファンを持ち教鞭もとるが、ピークが過ぎた小説家の夫役を。

ライフ・オブ・デビッド・ゲイル”、”私がクマにキレた理由”、”目撃
というよりも ”トゥルーマン・ショー”で有名な ローラ・リニー が 、
夫の影響で小説を書き始め、大ヒットを飛ばした浮気中の奥さん役を。

そして、後に ”ソーシャル・ネットワーク” で主演を演じる ジェス・アイゼンバーグが、
多感な思春期を迎えた長男役を。

さらに、 俳優のケヴィン・クラインフィービー・ケイツとの間の子供で、残念ながら、ケヴィン・クライン似のオーウェン・クラインが、非行に走り始めた12歳の次男役を。

という4人家族のホームドラマ。

夫婦の関係がギクシャクしだし、別れることになってしまうところから物語が始まる。

ホームドラマといっても、家族4人が和気藹々というシーンが全くない。
それぞれが、それぞれの問題、壁を抱えているものの、
一つ一つは決して珍しいことではない。



あらゆることをみなてんこもりしたような物語。

でも、詰まっている感を全く感じさせないのは、説明を極力省き、
雰囲気とシチュエーションだけで、それを伝えているからで、
押しつけがましいところが一切ない。

あまりにも、皆淡々としているため、
よくよく考えると、深刻な 次男の状態を見ても、
コメディのようにも思えてしまう。

摩訶不思議なホームドラマ。

”家族ゲーム”のよう?

ちなみに、タイトルの ”イカとクジラ”。
邦題かと思ったが、原題も同じ。

”イカとクジラ”といって、これがピンとくる人は、
そこへ行ったことある人か?
童話好きな人。

念のため
決して家族で見るようなストーリーではありません。

後味  ★





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